自己評価を加えた報告というのは、価値がなくなるどころか、マイナスに
なってしまう可能性が有ります。
自分をよく見せたいとか、上司に自分の努力を評価されたいという気持ちは、
組織の中にいる以上、誰でもある程度持っていると言えます。
しかし、その気持ちに負けてしまうと、情報は確実に変形していきます。
報告の中で自分の努力を過大に自己評価しますと、情報は歪むことになります。
最初は小さな歪みにすぎなくても、組織の上層部に行くにしたがって、その歪みが
大きくなる可能性が高いのです。
このような場合では、伝言ゲームではありませんが、上に行けば行くほど歪みが
大きくなるのが通常のことと考えるべきことでしょう。
結論から言いますと、上司が知りたいのは、部下の手柄話などではない事は
言うまでもありません。
前にも書きましたが、前置きは判断を狂わせることになります。
更に、情報をオブラートに包むと、無用の誤解を生むことになります。
そこへ、さらに自己評価を加えたりしますと、なおさら情報が歪むことになって
しまいます。
くどいようですが、上司が知りたいのは、部下の手柄話ではありません。
正確な事実を、確実に報告しましょう。
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